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私の“脱原発”宣言 [この頃]

 要するに、原発が、“生命を危険に晒して”まで守るべき価値があるものかということに尽きると思うのです。ひとたび事故を起こせば、これほどまでに人類を混乱に陥れ、生命をも奪いかねない。スリーマイルチェルノブイリも対岸の火事として眺めていたことは否めません。でも、福島ではっきり思い知らされました。私は、自分の、愛する配偶者や子どもたちも、友人・知人も、地域の人も、いえすべての人が「そんなこと」で死んでほしくはありません。


 原発推進に是を唱える人々は、生命、少なくとも「アカの他人」の生命はどうでもいいことなのかもしれません。「どうでもいい」というのが言い過ぎだというなら、彼らには生命より大事なものがあるということだと言ったらいいでしょうか(私には、あの昭和初期、日本人を戦争に巻き込んでいった理屈と似ているような気がしてしょうがないんですよね、推進派の人々の唱える理屈が。基本的に彼らは大きな権力、既得権益を持っていて、それを絶対に手放したくない側にいる人たちです)。
 世の中には戦争を肯定する人がいます、他人の生命を大事だと思わない人、生命より大事なものがあると思っている人もいます。そういう人たちと議論をしても、最初から噛み合ないのは分かりきったことです。それでも私は、原発は止めるべきだと言い続けます。今、これを言っておかないと、後悔すると思うから。「あのときチャンスがあったのに、何できっぱり反対って言わなかったの?」と子どもたちに言われないように。
 推進派の人に尋ねたいことは、たったひとつ。今後、また原発の事故が起こった時、あなたは私の生命を守ってくれますか? 答は分かりきっています。「守れるわけないだろ!」。その理由は、何よりも今回の事故が示すように、原発はコントロールできないからです。さらにもうひとつ理由を言えば、「お前の生命なんか知ったことではない」と思っているからかもしれません。今回の事故ではっきりしたのは、「お前の生命なんか知ったことではない」という人が世の中にはたくさんいたということです。東電の前社長も、現地でかたちだけの土下座をして、国会では身内を守ることに汲々としていましたよね。事故を起こした当事者があれですから。生命を守るためには、はっきり言うしかありません。原発反対!と。

 あの原発事故発生直後から、原発を推進する人は、なだめすかして反原発派の人を切り崩しにかかっています。曰く、電気が不足したら、今のような生活は送れないよ。曰く、貧しい国になるよ。曰く、いつまでたっても大不況から浮上はできないよ。原発事故を別の問題にすり替えて、プロパガンダに努めている“大本営”週刊誌なんかもあるようです。
 でもね、繁栄を謳歌するために、人知で容易にコントロールできないような技術を使わなければならなくて、繁栄を追い求めた結果が、福島第一原発だったのだとしたら、やっぱりそれは見直した方がいいんじゃないでしょうか(それに繁栄と言ったって、全員がその恩恵に預かれるわけではありません)。なるほどあの地震は「想定外」だったかもしれません。でも「想定外」のことに対応できない結果、あのようにたくさんの人を恐怖に陥れるようなことから人間は手を引いた方がいいと思うのです。地球の歴史と人類の歴史を比べたら、人類の歴史なんて、本当にわずかなものです。それですべてを知ったような顔がどうしてできるのでしょうか。今後も人間にとって「想定外」のことは、ザラに起こると考えるべきじゃないのかなあと思います。それに「不便になる」「貧しくなる」と言いますが、そもそも、それを100%証しすることができるのでしょうか。100%分かっているのは、放射能が生命を脅かすものだということです。
 反原発のスタンスがブレないように、ここはきちんと押さえておかなければなりません。自分のもの、他人のものも含めて、生命より大事なものがあるかどうか。そして繰り返しますが、その生命を、原発を推進する人は守ってくれません。生命を何よりも大事にする人々を、自分も、配偶者も、子どもも、友人、知人も、そして地域に住む人々も、人類すべてを守るためには、諦めなければならないことがある。覚悟を決めなければならないことがある。便利さを失ったとしても、命があれば幸福を手に入れるチャンスはある。幸福のかたちにはさまざまなものがある。決して一通りではない。
 甘いと言われようが(これも推進派の人たちの決まり文句ですね)、集団ヒステリーの一分子と言われようが(こういうことを言う政治家もいましたね)、私はそう信じています。
(ついでにいえば、国民投票で原発に“NO! ”という結論を下したイタリア人は夢想家で集団ヒステリーなのでしょうか? あのドイツの首相、メルケルさんもそうなのでしょうか? ちなみに、イタリアでもドイツでも、3ヵ月前に原発事故が起こったわけではありません)。

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