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母の死 [この頃]

先週、母が亡くなりました。

最後の最後まで診断のつかない病気で、ただ難病、奇病の
類であることだけしか分からず、入院して10ヶ月、発症して1年と1ヶ月。
74歳の生涯でした。日本人女性の平均余命でいえば、あと10年、
せめて5年は生きて子供たちのランドセル姿を見て欲しかったのですが……。
母を看取ることができたのはせめてものことでした。
最後の日、ママさんが病院に見舞いに行き、母の様子を見て、
実家に戻り父と泊まるように強く勧めてくれました。
今思えば、尊い助言でした。
その日の深夜、父と飲んでいたとき病院から危ないという連絡が入り、
二人で駆けつけてから30分ほどでしょうか。
母の体にコードでつながれた機械。その表示する脈拍の数値が
急激に下がり始め、やがて心臓の動きを示すグラフも
ほとんど変化しなくなり最期の時を迎えました。
打ちひしがれている父を見るにつけ、
息子としてやらなければならないことはたくさんあります。
看護師さんに身づくろいをしていただいている間、
葬儀会社に電話をし、亡骸を引き取りに来てもらい、担当の人と
通夜・葬儀の段取りについて相談をし……。
すべての手配が終わった夜、駆けつけた弟たちに父を託し
一旦家に帰ったのですが、ひたすら泣きました。

「『家族葬』で」。母の願いもあり、親族、親しい知人の方だけに集まって
いただいて無宗教で行った葬儀。焼香も読経も賛美歌も祈りもありません。
祭壇を前に黙祷と献花だけで、参列していただいた皆さんの思い出話
とともに送っていただきました。
「私が死んだらラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をかけて欲しい」
すいぶん前からの母の遺言でした。その言葉のままにCDを用意し、
司式の間、流れる曲を聞くのはつらい時間でしたが、
望み通りのお別れができたと思います。


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コメント 4

なおと

74歳…ですか。
まだお若いのに…残念です。

月並な言い方で大変恐縮ですが、これからは先生ご一家を遠くから見守ってくださっているのだと信じたいです。

つらい日々が続くかと思いますが、どうか元気を出してくださいね。

ご冥福をお祈いいたします。
by なおと (2007-08-21 00:25) 

issimo

コメントありがとう。
こちからも月並みですが、親孝行してください。
by issimo (2007-08-21 06:24) 

NO NAME

先生を育てたお母様ですから、
きっと素敵な方だったのでしょうね・・・

お子さんや奥さんのためにも、
どうか元気になってください。

心よりご冥福をお祈りします。
私も親孝行します。
by NO NAME (2007-08-23 18:35) 

issimo

No Nameさん、時間がたってしまいましたが、コメントありがとう。やっと誰かわかりました(サチから電話があって)。ようやく落ち着いてきました。そうそうその後、仕事は順調なのでしょうか。
by issimo (2007-10-16 08:36) 

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